イベントのコト

岩瀬敬吾×KEEWOライブ


2018年7月15日に開催した「岩瀬敬吾×KEEWOライブ」のことを、

ちょっと間が開いちゃったけど、大切な出来事なのでブログに記しておこうと思う。

 

なぜ今更かというと、実はライブの前日の準備中に、長年愛用していたパソコンが突然妙な音を立てて電源が落ち、2度と立ち上がらないという悲しい出来事が起こって、長らくカメラのデータが抜けなかったからだ(T_T)

 

最近ようやく新しいパソコンで作業する環境が整って来たので、今になって書いている次第である。なお、ライブ当日のドリンクメニューが手書きだったのは、その悲しい出来事ゆえ。

 

さて、2016年からのご縁で、今回4回目となった岩瀬さんとKEEWOさんのライブ。回を重ねるごとに少しずつ違った“何か”があって、実は主催する僕たちが誰よりも楽しみにしている。

《ポスター_表》

《ポスター_裏》

 

初めてから、3回目まで


初回は、ドキドキした。

なにせあの「19」の岩瀬敬吾さんが来るのだから!地元のアマチュアライブしかしたことのない福田百貨店で、いきなりビックネームのライブを開催する想像の斜め上の事態(@_@;) 

さらに、一緒に来るという謎の金髪の兄ちゃん!古民家に合うのか?ロックでパンクなキャラだったらどうしようか!?…などなど様々な不安が沸き起こる(KEEWOさんゴメンナサイ(笑))。

《第1回目のライブの様子_001》

 

結果的に初回のライブは大成功で、不安の多くは杞憂に過ぎなかった。ライブ後の打ち上げや、朝ご飯を一緒に食べたりする中で、お二人の考え方や人柄が伝わってきて、生き方の部分で共感出来るところが多々あることに気が付いた。逆にお二人も、福田百貨店や御槇の自然が醸す「何か」を感じ取って貰えたのではないかと、僕は(勝手に)思っている。

 

この時、ただの“イベント主催者”と“ミュージシャン”…という以上の何かが芽生えたことが、今に繋がっているのだと思うし、もし福田百貨店で開催される様々なライブに“他にない魅力”があるとすれば、それを生み出してくれたのは岩瀬さんとKEEWOさんだと思っている。(余談だけど、”人を見た目で判断してはいけない”と改めて思わせてくれたのも、きっとKEEWOさんである(笑))

《第1回目のライブの様子_002》

 

2回目は、岩瀬さんがノロッストリオのメンバーを連れて来てくれた。音楽素人のライブ会場主(僕)に、「ギター1本の弾き語りも良いけどバンドサウンドは厚みがあって良いな~(*^_^*)」と、初歩的なことを気付かせてくれたのは、ノロッストリオのこのライブだった。『象になった君の夢』というアルバムの世界観も、存分に味わうことが出来た。

《第2回目のライブの様子》

 

3回目ともなると、いくつかのチャレンジや工夫を試してみる余裕が出て来た。例えば、お二人にリラックスして歌って貰おうと、ライブ前に温熱療法の施術サービスを用意してみた。(…もっとも、「じゃあパンツ一丁になって寝て下さい」といきなり想定外の状況に置かれた二人は、たじろいだらしい(笑))

 

さらに、オープニングアクトを高校生シンガーの夢華さんに託した。これは、その時に必然としか言いようのない流れがあって、その流れと直感に従った。本人にとっては、“人生2度目のステージが岩瀬さんたちプロミュージシャンの前座”となり、かなりハードルの高い挑戦だったことは想像に難くない。良く引き受けてくれたと思うし、このキャスティングでOKを出してくれた岩瀬さんたちの懐の広さもありがたかった。

《第3回目のライブの様子》

 

そしてこの度、4回目


今回、フロントアクトの1組目を務めて貰ったのは、D.N.Aの3人。もともと別々のグループだけど、この日はトリオを組んでのパフォーマンス。3人で息の合った演奏をして貰う…予定だった。ところが、7月上旬に起こった西日本豪雨の影響で、練習場が停電するなどして準備が出来なくなったので、急遽それぞれのバンドの曲を歌って貰うことになった。3人での演奏も聞いてみたかったけれど、状況を考えれば出演して貰えただけでも御の字である。

《D.N.A_001》

 

ちなみに今回、D.N.Aの方々が音響機材一式を引き受けてくれたおかげでライブが実現出来た。今回のライブの影の功労者であり、そういう目に見えない裏方の協力があって、このようなイベントは行われている。感謝感謝である。

《D.N.A_002》

 

余談だけど、彼らは西予市宇和町の音楽イベント『音の収穫祭』の実行メンバーでもある。「音楽で地元を盛り上げたい」「地元に音楽を根付かせたい」という想いを、ゼロから立ち上げて形作っているので、僕も微力ながら応援したいと思っている。『音の収穫祭』は、ただの音楽ライブという以上に、地域に何かを築こうとする心意気を感じるので、僕も欠かさず足を運んでいる。よろしければ皆さまもぜひ。

 

本格的KEEWOサウンド


続いて、メインアクト1組目のKEEWOさん。

サポートメンバーは、パーカッションの合田正和さんと、キーボードのwakaさん。初めてバンドメンバーを帯同してのライブが実現。

 

「いつか関西のライブハウスに足を運んで聞くしかないかな~(・_・)」と思っていたKEEWOさんのバンド演奏を、四国の端っこの山の中で聴くことが出来たのは、贅沢この上ない体験だった。

《KEEWO_001》

 

KEEWOさんの音楽は、この辺りではまだまだ知られておらず、初めて触れるという方も多い。毎回ライブの後には、「初めて聴いたけどKEEWOさんの音楽が良かったです!」という感想を、何人かの方から頂くことが出来る(「ンフフ、そうでしょ~」と内心得意げになっているのはここだけの話)。

《KEEWO_002》

 

ライブの一度っきりではなく、「CDを買って何回も聴いてみて!」とオススメしたいのがKEEWOさんの音楽。CDの完成度は高く、ハマる人はハマること間違いなし!普段から聞き込んだ上でライブに足を運び、KEEWOさんの生歌を聴いて貰えば、いつの間にやらアラあなたもKEEWOファン☆ KEEWOさんの魅力の一つである“めっちゃエエ声”には、年に1回は生で聴きたくなる中毒性があることを、ここに申し添えておく次第。

 

せっかくなので、今回のライブのKEEWOさんの歌を、フルバージョンでお一つどうぞ(^^)/

気に入った方は、ぜひ次回のライブを聞きに来てネ!(次回はまだ未定だけど(笑))

 

一年越しのパフォーマンス


ついで、フロントアクト2組目の夢華さん。

前回のライブでオープニングアクトを務めて貰ったその流れで、今年もステージに立って貰った。

 

実は前回は、伴奏者がギリギリまで決まらなかったため、歌と伴奏が上手く噛み合わず、なかなか苦労のステージだった。人生でまだ2回目のステージ…しかもプロミュージシャンの前座というプレッシャーのかかる舞台で、思い通りに行かないパフォーマンスとなってしまったのは、苦い経験だったと思う。

 

だけど人生が面白いなぁと思うのは、「人間万事塞翁が馬」という出来事が実際に起こってしまうところだ。前回の苦い経緯があったからこそ、今年は強力な伴奏者を得て、とても魅力的なステージが実現した。一年を経て歌声は着実に成長し、ステージ上での歌いっぷりも立ち居振る舞いも、昨年よりもずいぶん余裕と力強さを感じさせられた。夢華さんのこの日のパフォーマンスは、あの場でしか味わうことの出来ない特別なものであり、まさに『ライブ』の良さを観衆に感じさせてくれる魅力的なものだった。

《夢華》

人がライブに足を運ぶ動機の一つに「あなたが生で唄う歌を聴きたい」という想いがある。そこには、歌い手の“実績”や“力量”だけではない“何か”がある。夢華さんの歌は、その“何か”を感じさせてくれるし、きっとそういう力を持ったアーティストなのだと思う。

 

大トリは岩瀬敬吾さん


最後に、本日のメインアクト2組目の岩瀬敬吾さん。

《岩瀬敬吾_001》

実は今回、ポスターを作る際に1つだけ前回までと変えた所があった。それは岩瀬さんの紹介文から「元19」というフレーズを抜いてみたことだ。たぶん気付かなかった人も多かっただろう小さな変化。

 

なぜそれをしたかと言うと、“元”という過去のイメージを携えてではなく、岩瀬敬吾というアーティストの「今」に期待を抱き、会場に足を運んで欲しいと思ったからだ。そういう想いを込めて、今回のポスターはデザインしたし、使用した写真に写る岩瀬さんの歌う姿には、それだけで人を惹き付ける魅力があると思った。今回かなり気合いを入れて制作したポスターでそれを試みたことは、僕の中での小さなチャレンジだった。

《岩瀬敬吾_002》

岩瀬さんの歌を生で毎年聴けることは、とてもありがたいことだ。やはり歌声も、ギターも、曲も、歌詞も、歌い手としての熱量も、毎度並々ならぬものを感じさせてくれる。「子供たちに本物の音楽に触れさせてあげたい。」という親としての気持ちは最初からあり、そういう観点で十分ありがたいのだけれど、それとは別に子供たちが「敬吾くんとKEEWOくんが今年も歌いに来てくれる~♪」という、二人の訪問自体を楽しみにしてくれている。それが我が家の年中行事の1つとなっていることを嬉しく思う。

 

そして子供たちと同じように、福田百貨店でのライブを毎年楽しみにしてくれているファンの方々も居て下さって、小さいながらもムーブメントが起こってると思う。きっと岩瀬さんとKEEWOさんのライブは、今の福田百貨店を構成するに欠かかせない1つの大事なエッセンスになっている。

《岩瀬敬吾_003》

 

ライブの後のお楽しみ


ライブ終了後、「みまきキャンドルナイト2018」の会場にみんなで足を運んでキャッキャ盛り上がったり、岩瀬さんの広島風お好み焼きが振る舞われてたり(いと美味し)、KEEWOさんとバンドメンバー待望の流れ星をみんなで子供みたいに眺めたり、充実した時間を共有できた。遠く都会から来て下さった出演者の皆さんに、田舎の自然を味わって貰えるのも、四国の山の中にある福田百貨店という会場の良さだと思っているし、こういう場所に魅力を感じて貰える方に、これからも来て貰いたいなと思う。

《みまきキャンドルナイト2018in山本牧場》

 

最後に…


思い返せばライブの一週間前に西日本豪雨が起こり、一時はライブの開催自体も危ぶまれた。先に挙げたD.N.Aの方々への影響以外にも、会場でピザやドリンクを販売してくれたRANAPAN BAKERYさんやLOKKi COFFEEさんも、近所で大きな土砂災害があり、ただならぬ状況だったそうだ。僕自身も被害の大きかった吉田町に復旧の手伝いに行かなくてはいけない中で、ライブの準備も完全にはやりきれなかったりもした。そんな状況だっただけになおさら、今回のライブを成り立たせてくれた皆さんには心からに感謝している。結果的に予定通り開催することが出来て、会場には満員近いお客さんが足を運んでくれて、本当に良かった。

《RANAPAN BAKERY》

 

今回ライブが開催できたこと…それはただ単純に「イベントが実行できて良かった」という話に留まらないと、僕は感じている。あの日のあの場の体験が、あの場にいた人たちのこれからに何かを起こし、何かにつながるという感触と充実感があったからだ。それはすぐに花開くものではないかもしれないし、具体的にこうと言えるものでもないけれど、まるで1本の糸を辿っていく過程のような、そんな目に見えない流れの存在を感じたのである。

 

「音楽」のライブなのだけど、音楽だけではない“何か”。

そんな“何か”の存在をぼんやりと感じつつ、次回のライブにも想いを馳せている店主であった。おしまい。


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